ニューヨーク発のハンドメイド香水ブランド「Le Labo」が、古都・京都にカフェを併設した「LE LABO KYOTO MACHIYA」(ル ラボ 京都町家)をオープンしました。この新店舗は1879年に建てられた町家をリノベーションしたもので、香りとコーヒーの香りが織りなすユニークな空間となっています。
「LE LABO KYOTO MACHIYA」は、ブランドが京都に開店した2店舗目であり、かつ日本初のカフェ併設の旗艦店となります。Le Laboは、控えめでありながら上品なスタイルを持ち、静けさが漂う京都の雰囲気と絶妙にマッチしています。この「LE LABO KYOTO MACHIYA」では、1879年(明治12年)に建てられた元酒蔵の町家をリノベーションし、地元の職人と協力して、町家の原初の床や壁、構造を可能な限り保存しつつ、実用的でレトロな美学とスロー香水の要素を融合させています。
Le Laboと聞くと、まず思い浮かぶのはブランドの象徴である香りの実験室です。この新しい町家空間には、日本製の再生木材が使われ、空間の留白が伝統的な侘寂美学を表現しています。京都の歴史と美しい伝統を感じられるこの空間では、バス製品やボディケア製品の体験スペースも用意され、建物に元々あった水槽と新しい銅管が組み合わされています。
主屋と庭園を通り抜けて、酒蔵の木製ドアを開けると、世界で3店舗目、日本では初の「Le Labo Café」が現れます。ここではコーヒーやお茶、ヴィーガンスナックが提供されており、テイクアウトも可能です。静かな庭園の景色を楽しみながら、香りを楽しみつつプロフェッショナルなコーヒーを味わうことができます。
2階には、畳の部屋が2つあり、1つは調香師のスタジオを模した「調香之間」、もう1つは日本の伝統工芸に敬意を表する職人のスタジオ「工匠之間」です。「調香之間」では、数百種類のエッセンシャルオイルや調香師のメモが展示されています。
「工匠之間」は、日本の伝統工芸を讃えるオープンスタジオであり、3月と4月のオープン記念イベントでは、書道家加茂学が現場で書道作品を制作し、来店者向けに手書きラベルのサービスも行われました。
住所:京都府京都市中京区木屋町通四条上る2丁目下樵木町206番地
時間:10:00~19:00
資料提供:LE LABO