一見すると超長い麻雀牌の物差しやエイプリルフールの冗談のように見えるかもしれませんが、実はこれは日本Googleが発表した全く新しい「Gboard棒」です。従来のQWERTY配列キーボードよりも素早く目的のキーを見つけることができるとされています。
「Gboard棒」は決して難しくはなく、一般的な長方形のキーボードを横一列に並べたものです。全長は165cm、幅は6.4cmの長さを誇ります。このプロジェクトが生まれた背景には、キーボードのデザインがキーの外観にばかり注目され、「盤面」の改造があまりされてこなかったという問題意識があります。そこでGoogleは「盤面」そのものを変え、横方向に広がるデザインにしました。その結果、まるでピアノを弾くような感覚でタイピングができるようになりました。
従来のQWERTY配列を維持しながらも、Gboard棒は上下ではなく、左右へ手を動かして使用することになります。この特性により、人間工学や健康面にも良い影響を与えるとGoogleは説明しており、四肢のストレッチにも役立ちます。さらに、登山杖、測定ツール、安全距離の指標、さらには手を伸ばせばスイッチを切れる便利アイテムとしても利用可能です。また、猫がキーボードの上に乗るのを防ぐ「防猫」効果も抜群です。
現在のところ、Gboard棒の発売計画はないものの、日本Googleの真剣な発表により、将来の販売を期待する声も高まっています。さらに、自作を試みたいユーザーのためにGoogleはGitHub上に設定ファイルとプログラムを公開し、Makerたちが独自にGboard棒を作成できるようにしています。
なお、日本Googleがキーボードの形状を再定義するのはこれが初めてではありません。2021年には茶杯キーボードを発表し、キーを円柱状に配置し、その中央に実際にお茶を入れられるようにしました。これにより、キーボードを濡らす心配なくユニークなタイピング体験を提供しました。