最近SNSで話題になっている「AIによるジブリ風生成画像」は、私たちに子ども時代の幻想的で繊細な世界を再び思い出させてくれます。ChatGPTを通じて現代の風景を『千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』のような美しい世界に変換するブームが巻き起こり、アート、テクノロジー、デザインを融合させた新たなトレンドが誕生しています。そんな中で、このジブリ風の世界観をリアルな空間・ファッション・展示体験として実現したブランドと言えば、スペインのラグジュアリーブランドLOEWEです。今回、旗艦級の展覧会《Crafted World》が初めて東京に上陸し、単なるファッションイベントにとどまらず、手工芸、アート、そして現地文化が融合する日本旅行の新たな名所となっています。
LOEWE × OMAが生み出すファンタジックなトレンド展示
建築事務所OMAが空間デザインを手がけた《Crafted World》展は、東京・原宿のガラス建築「Jing Space」で開催中。中へ一歩踏み入れると、まるで超現実的なファッションアドベンチャーに迷い込んだかのような体験が広がります。7つのテーマ展示空間は、1846年のLOEWE創業当時のマドリードのレザー工房から始まり、王室御用達のクラフトから現代アートとオートクチュールが交差する舞台へと進化する物語を描いています。歴代バッグ、職人による実演、マルチメディア映像が並ぶ空間は圧巻。外壁にはLOEWEとジブリ風のシルエットが幻想的に浮かび上がり、東京の夜にネオンの魔法を添えています。
ジブリ風空間×LOEWEのロマンチックなコラボレーション
ジブリ風の世界観が好きな方には、「The Castle Room」展示が必見です。そこには、高さ2メートルの《ホウルの動く城》をモチーフにしたレザーインスタレーションが展示されており、LOEWEのクラシックバッグを素材に使ってアニメの世界観を見事に再現。さらに《神隠しの旅》(千と千尋の神隠し)の湯婆婆やカオナシといったキャラクターも登場し、アートとクラフトの境界を曖昧にしながら、現実と幻想を融合させた展示空間を演出しています。
春限定!日本旅行で体験したいファッション聖地
《Crafted World》展は、ファッションデザイン愛好者にとっての楽園であると同時に、スペインと日本の工芸文化交流を象徴する絶好のスポットでもあります。京都の急須づくり、陶芸家の作品、そしてLOEWEがインドや南アフリカの編み工房と連携した作品まで展示され、職人によるデモンストレーションも実施。「Born from the Hand」というブランド理念を、リアルに体感できます。開催期間は2025年3月29日から5月11日まで。日本旅行やファッション美学に関心のある方は、ぜひ公式サイトから無料予約してみてください。