2025大阪万博「オランダ館」建築デザイン!水面から昇る太陽を象徴する持続可能な循環型パビリオン

2025年4月13日に開幕する 2025年大阪・関西万博 では、メイン会場のデザインだけでなく、オランダが参加する国家パビリオンの建築デザインも公開されました。この建物は、循環型デザインで建築に新しい視点を与えることで知られるオランダの建築事務所 RAU建築 によって設計されました。太陽と水のイメージを融合し、持続可能な循環型建築を実現したパビリオンです。

オランダ館(The Netherlands Pavilion)のテーマは「共同点:新しい夜明けを共に創造する」(Common Ground: Creating a new dawn together)です。このプロジェクトは、RAU建築、体験デザインスタジオTellart、工学コンサルティング会社DGMR、大阪に本拠を置く建設会社Asanumaが共同で手掛けています。

デザインの特徴は人工の太陽で、公開されたイメージ図では水面から昇る太陽が建物全体を貫く様子が描かれています。この太陽は、人々を照らす象徴であるだけでなく、新しい未来のエネルギーの象徴でもあります。万博のテーマである「生命輝く未来社会のデザイン」とも一致しています。

 

オランダ館では、水から水素を抽出し、それを再生可能エネルギーとして活用する最先端技術を展示します。この技術は、人類が化石燃料への依存を終わらせる大きな一歩となり、クリーンな水素エネルギーを世界に紹介します。また、オランダが国を挙げてカーボンニュートラルな未来に向けたエネルギー転換に取り組んでいることを示す展示でもあります。さらに、各国と協力して再生可能エネルギーの新しい解決策を模索することを目指しており、地球に住む私たち全員の「共同点」として、新しい夜明けの到来を共に目撃したいという願いが込められています。

パビリオンの核心は「循環」です。建築そのもの、使用される素材、提案される思想、エネルギー技術の展示まで、すべてが循環を基盤としています。このパビリオンは循環型の各層を考慮して構築されており、貴重な倉庫やデータバンクとしての役割も果たします。また、使用される建材はすべて、オランダの建築素材パスポートプラットフォームMadasterで関連情報を確認できます。

最終的にオランダ館がどのように完成するかは、2025年大阪万博の正式開幕の日を楽しみに待ちましょう! 2025年大阪・関西万博に関するさらなる情報もご覧ください。

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